デザインとは、未来のデキゴトを企てること、あるいは過去のデキゴトを, 企てなおすこと。
未来と過去をカタチづくるためにデザイナーは「今、此処」に自分の感覚を研ぎすませます。
TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアが時間と空間を越える今。
もう一度、「今、此処を生きる」感覚を考え直してみるというのが今回のテーマです。
舞台は、明治の中頃より100年以上江戸焼の鰻料理屋として歴史を刻んだ老舗「現長」。
閉店から3年。今もその建物は淀屋橋の地にあります。
言葉では言い表せない繊細な味と香り、一緒に食べた人との情景は秘伝のタレと共に,
訪れた人々の記憶の中に刻まれていることでしょう。



主催/ learning designs × atelier caprice
Special guest / ウエダノブユキ

鰻料理「現長(げんちょう)」
明治中頃創業の老舗の鰻料理屋。御堂筋沿いにあった店を空襲で焼失し、戦後現在の場所に移転。秘伝のタレを壺に入れ、御堂筋のグリーンベルトに埋めて戦禍から守り伝統の味を受け継いできた。平成20年9月、多くのファンに惜しまれ閉店。ラーニングデザインズの西橋悦は現長の三代目西橋 健氏の二女。幼少期より多くの時間を現長のお店で過ごした彼女が、二度と戻らない時間と空間の思い出を胸に仲間と一緒に期間限定のサロンを開きます。

learning designs

1989年に上田信行ゼミを中心に結成され、学習環境デザイン研究をベースに
ラーニングイベントの企画、ツール開発、ドキュメンテーションを行っている。
「デザインマインド」と「プレゼントフルマインド」をコンセプトとしたワークショップを多数展開。
近日の活動にキッズプラザ大阪、明石市立文化博物館、ホテルユニバーサルポートでのワークショップ「キモチのカタチ」がある。
西橋悦(食と学びのデザイナー) / 三宅由莉(ラーニングアートディレクター) /
原田美佳(ドキュメントデザイナー) / 松村佳代(おもちゃコンサルタント)

atelier caprice

「デザイン図解」を軸に、広告や販促物、ブランド構築など、コミュニケーションデザインをトータルサポート。
デザイン制作にワークショップを取り入れ、プロセスを可視化するTEAM MADE DESIGNや、
産学連携による商品開発等、プロジェクトを多数展開。
また、明日から使えるデザイン発想をテーマにワークショップ、エゴコロサロンを企画・運営。
グラフィック・デザイン / ワークショップ・デザイン / デザイン・コンサルティング /
神戸芸術工科大学 非常勤講師 / 神戸親和女子大学 非常勤講師



ウエダノブユキ

ハーバード大学教育大学院で、セサミストリート研究を通して
革新的ラーニングメディア開発のためのリサーチ・メソッドを学ぶ。
その後、認知的動機づけ理論の研究者Carol S. Dweckのもとで、
子どもの知能観に関する研究で、Ed.D.(教育学博士号)を取得。
1990年に「ラーニングアート」のための実験空間としてネオミュージアムを創設し、
数多くの学びに関するワークショップやラーニングカフェ、アンカンファレンス、
MIT Media Labライフロングキンダーガーテングループでクリエイティブシンカーの研究を行うなど、
先進的な技術とプレイフルな学びを掛け合わせた実践的研究を行っている。
主な著書に、『プレイフル・シンキング』(宣伝会議2009年)などがある。
ラーニング・アーティスト / ネオミュージアム館長 / 同志社女子大学現代社会学部現代こども学科教授

開催日

2012年 6月2日(土)

時 間

14:00〜18:00

場 所 大阪市中央区道修町3-3-2 「現長(げんちょう)」 
参加費

6,000円(unCafe×unWork×unTalk)   

終了しました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。