企画書を作ったり、チラシを作ったり、パワーポイントを作ったり…。
あ、そうそう…年賀状なんかもそう…。
人に何かを伝えたり、コミュニケーションするとき、
「う〜ん、どうもうまく伝わらないな〜」と思ったことはありませんか?
グラフィック・デザインには「何かをうまく伝える」ための、
知恵やアイデアがたくさん詰まっています。
本ワークショップでは、デザインのアイデア発想法を体験することで、
少しでもみなさまの日常の創造的なコミュニケーション活動に役立てば幸いです。
今回のワークショップは、とにかく手を動かして童心に帰っていただくプログラム。
参加いただいたみなさんで、ワイワイと一緒に「ひらめき」を体験していただきます。
その前に、まずは自分の発想の「くせ」をチェック!
お第は「どうぶつ×道具(動物具園)」です。(こんなのです)
二人一組になり、お互いにインタビューしあいながら相手のキャラクターを作っていただきます。
「相手の」って所がポイントです。
遊び感覚でOK!
といっても、短時間でキャラクターを作るというのも難しいものでして。
しかも自分ではなく、「人の」ですから、アタマも気もつかっちゃいますよね。
パッと思いつくこともあれば、時間がかかることもあります。その日の「調子」もありますし。
どちらにせよ、「考える」という行為には、自分なりの「くせ」があるようです。
まずは、自分の「発想のくせ」を、このワークから読み取ります。
「ひらめき」への一歩は、ここから始まりました。
自分の発想の傾向が、なんとなくでも掴めれば、違う傾向も取り入れれば、
アイデアは自然と広がっていきそうです。
ここから今ワークの本題「発想の木」をみなさんで作っていただきます。
3チームにわかれて、それぞれ何もない「木」から、
枝をのばし、実(球)をつけていただきます。
ここでは「実(球)=ひらめき」です。色んな「実(球)」を考えてもらいました。
「ひらめき」をつないでいけば、その過程から、新たな「ひらめき」がうまれます。
また、一人ではなかなか思いつかないような「ひらめき」も、人が集まれば広がります。
アタマとカラダの両方を動かすことで、どんどん活発になっていきます。
出来上がった3つの「発想の木」。色んな楽しい「ひらめきの実」が出そろいました。
もちろん、似通ったアイデアはたくさんありますが、
それぞれのチームで一番のお気に入りの「実」は?と聞けば、違うものになるんです。
そこにも、チームそれぞれの特徴が表現されました。
アイデアが広がっていくプロセスで聞こえてくる、各チームの笑い声。
それが楽しい「発想の木」に表現されたようにも感じます。
考えに煮詰まったり、打開したり、気づきがあったり。
色んな「ひらめき」を体験していただけた2時間だったかと思います。
今後、みなさんのお仕事などで考えに煮詰まったときや、アイデアが必要なときに
今回のワークが少しでもアタマをよぎってもらえれば幸いです。
それが、良いアイデアを生み出す「きっかけ」になればと願っています。
そして、「何かを上手く伝えたい」と思ったときには、たくさんのアイデアの中から、
伝えたい相手が心を動かしてくれそうなものを選んでみてください。
たくさんのアイデアは、より多くの人との良好なコミュニケーションを築く「素材」に
なってくれると思います。
ご参加いただいた皆さま、お疲れさまでした!
色々なアイデアが、楽しい時間を作ってくれました。
ありがとうございました。
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