たとえば「営業活動にこのパンフレットを使いなさい」…とてもステキなデザインであるのは分かるけど、なんとなく使いにくい…それはどうして?…
・情報の「隠された真の部分」が、組織で共有されていないから。
・必ずしも「自分たちの言葉」ではないから。
・自分の担当するお客様にきめ細かく適合する情報ではないから。
・3年前にできたばかりのパンフレットだけど、すでに情報が古い…等々。
そんなとき、臨機応変に「自分でデザインできたらいいのにな」と思うことはありませんか?チーム・メイド・デザインは、従来の「発注担当者とデザイナーのやりとり」を、ワークショップを通じて、チーム全体で共有するプロセスです。
●発想力アップ! 主体的に“考える”ことで発想力up ●表現力アップ! 情報を伝えるスキルが身に付きます ●デザインスキルアップ! デザインの基本的な考え方が分かる |
●“変化”にスピード対応! 市場の変化に、スグに自作対応 ●“個客化”戦略! 一人一人のお客様に合せた情報発信 ●PDCAに最適! 「使う、仮説、改訂」が自由自在 |
●顧客志向、現場志向へ! より“現場”に近寄るプロセス ●暗黙知の共有化! 社内のいろんな知識・経験を共有 ●ハラにおちるPR活動! 自分の言葉で宣伝、PR活動できる |
伊丹アイフォニックホール様
2010年10月15日(13:00〜15:30)チームメンバー4名参加
【目的】
伊丹アイフォニックホールが、開館20周年を迎えるにあたって、地域ぐるみのイベントを開催。この機会に、今まであまりホールに関心のなかった人々にも、もっと気軽に足を運んでいただくような、楽しい告知ツールを作りたい。
【ご依頼の背景】
企画の内容は固まりつつあるが、情報をまとめていく際に、チーム個人ごとに思惑のズレが生じ、カベに当たる。内容のプライオリティがまとまらないので、外部デザイナーの発注にも支障をきたす。だからと言って一人だけの思惑でまとめるべきではないので、全員が主体となりながらコンセンサスをとり、情報をまとめ、骨格を作りたい。
なぜ全員のコンセンサスがとりにくいのか考えると、「チラシの目的」が抽象的であるからと仮説し、ブレーンストーミング。その結果、以下のコンセンサスがとれ、一つのベクトルが出来上がりました。
・変わりゆくアイフォニックホールを伝えたい。
・これまでのコアな音楽ファンだけでなく、もっと地域の人(市民)が
気軽に楽しめるきっかけにしたい。
・そのためには「民族音楽鑑賞」に対する先入観を払拭したい。
・上記の目的を果たすためのチラシづくり。
次なる障壁は、それぞれの完成イメージのズレ。これまでホールが出していたチラシのイメージに代わる「新しい表現」をみんなで共有するために「このチラシを○○に例えると」というブレストを行いました。
・共通イメージは某タレント。人生を楽しむイメージ。
・多趣味でありながら、押し付けがましくもなく、肩肘の張らないユルい感じ。
・「遊びにおいでよ」と言われると、緊張せず行けるムード。
・大御所だけどポップな感じ。
(1)(2)が決まると、あとはどういう切り口で展開していくかを決めなければなりません。そこで次のミッションは全体の表現テーマとストーリー作り。これができれば完成したも同然。あとは細かい情報を落とし込んでいく作業のみとなります。
・キーワードは「伊丹」「世界一周」+情緒的な言葉。
・アイフォニックホールを世界一周の客船と例えて、伊丹市内の「世界」を巡る。
・そしてクライマックスが3月20日の「ラオス・イベント」。