まとまるワーク

デザインの「まとめる」を、ちょびっとかじる。

う〜ん…。どうも考えがまとまらない…。
日々、浮かんでは消え、混沌とする「自分の考え」や「アイディア」。
さばいても、さばいても押し寄せてくる「情報」。
私たち現代人の「迷い」の多くは、考えがまとまらないことが原因です。
ぐちゃぐちゃに絡まって、こんがらがった情報を、
A4サイズやハガキサイズなどにまとめていくのがグラフィックデザインのしごと。
そのちょっとした“ノウハウ”を、みんなで体験しにきませんか?


文字あそび

 

自分の考えや、情報、アイデアを、みなさんはどうまとめていますか?
今回は、みなさんと語り合いながら、「まとめかた」の疑似体験を通して、
いろんな方法を探るワークショップです。
最後は、オリジナルのレジュメを一緒に作ってしまうというストーリー。

集まっていただいた方は、エンジニア、コミュニティビジネス、アーティスト、デザイナー、
ツーリングサークルのリーダーなど。
それぞれ異なる立場での「思考、意見、情報のまとめ方」をぶつけ合い、
様々な気づきを得ました。

 

 

まずはじめは「点のまとめ」。
いくつかのアイデアを求められるとき、どう絞り込むか。


次は「線のまとめ」。
回答を求められるテーマについて、どう解決をはかっていくか。


最後は「面のまとめ」。
答えのないテーマについて、どう意見をまとめていくか。


これらをグループワークで進め、どんな形で意見がまとめられたかを振り返ります。


 

「まとめる」状況が必要な時、それはどんな状況で、どんな人が関わっているのか。
様々なシチュエーションが考えられます。

臨機応変に色々な「まとめる」方法を使い分けることができれば、

スムーズな解決の糸口が見えてくるかもしれません。


参加人数が少なくなればなるほど、「考え」は主観的になっていくので、
意見やアイデアを求めるとき、チェックリストなどの、
客観的に評価できる方法(しくみ・ツール・手法)が必要になるようです。


判断が自分に委ねられるもの(アーティストなど)は、
時間を空けるなど、一度、近視眼をはずすことで、納得したアイデアを決めるそうです。


一方、人数が多い場合は、全員の納得感が必要。
出す結論のクオリティよりも、
そこまでのプロセス(ものごとを決めるときの決め方)に注力するようです。


 

これらのグループワークは、ライブで模造紙にグラフィック化され、
後に編集して、マニュアル(レジュメ)が完成。
ワークショップ終了後に、こちらでまとめたものを配布させていただきました。
これは集まっていただいたみなさんの知恵と経験をもとに、編集して出来上がったものです。

まさにオリジナル!

誰か1人の考え方だけでない、広い視野のレジュメになっていると思います。
今後、もっとたくさんの方と共有できるものになれば幸いです。


今回はワークショップを進行していくファシリテーターというよりも、

みなさんとチームになって、この「まとまるワーク」のプログラムを

一緒に作っていただいたと思っています。

みなさまの経験を通して語っていただけたことは、自分の経験以外の体験を教えていただける
またとない機会であり、とても勉強になりました。

集まっていただいた皆さまに感謝します。

ありがとうございました。



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