チームメイドデザイン

チーム“で”つくるデザイン。
チーム“を”つくるデザイン。

デザインプロセスを体験することで、いいこといっぱい。

新デザイン・プロセス写真

たとえば「営業活動にこのパンフレットを使いなさい」…とてもステキなデザインであるのは分かるけど、なんとなく使いにくい…それはどうして?…
 ・情報の「隠された真の部分」が、組織で共有されていないから。
 ・必ずしも「自分たちの言葉」ではないから。
 ・自分の担当するお客様にきめ細かく適合する情報ではないから。
 ・3年前にできたばかりのパンフレットだけど、すでに情報が古い…等々。
そんなとき、臨機応変に「自分でデザインできたらいいのにな」と思うことはありませんか?チーム・メイド・デザインは、従来の「発注担当者とデザイナーのやりとり」を、ワークショップを通じて、チーム全体で共有するプロセスです。

従来のプロセスはブラックボックスの中

従来のプロセス図解

プロセスをワークショップで共有

ワークショップと取り入れたデザイン制作プロセス

つまりは「関係性をデザイン=ブランディング」がほんとの目的。

チームメイドデザインの魅力はスキルアップ、柔軟性、ブランド力

発想力アップ!
 主体的に“考える”ことで発想力up
表現力アップ!
 情報を伝えるスキルが身に付きます
デザインスキルアップ!
 デザインの基本的な考え方が分かる
“変化”にスピード対応!
 市場の変化に、スグに自作対応
“個客化”戦略!
 一人一人のお客様に合せた情報発信
PDCAに最適!
 「使う、仮説、改訂」が自由自在
顧客志向、現場志向へ!
 より“現場”に近寄るプロセス
暗黙知の共有化!
 社内のいろんな知識・経験を共有
ハラにおちるPR活動!
 自分の言葉で宣伝、PR活動できる

チーム・メイド・デザイン活用イメージ

活用イメージ写真 ・営業部のそれぞれが、自分で自分のチラシを作らせたい。
 ・「デザインの考え方」だけを学んで、あとは適宜、自分でデザインを作りたい。
 ・チーム内の「デザイン表現」「情報設計」のコンセンサスをはかりたい。
 ・ふだんは立場の異なる様々な人が集まって情報発信したいが、まとまらない。
 ・社内にデザイン部門を立ち上げる際のスタートワークとして。
 ・単純にスタッフの「表現力」「発想力」のアップのために。
  …などなど。

導入事例

伊丹アイフォニックホール様
2010年10月15日(13:00〜15:30)チームメンバー4名参加


導入事例写真【目的】
伊丹アイフォニックホールが、開館20周年を迎えるにあたって、地域ぐるみのイベントを開催。この機会に、今まであまりホールに関心のなかった人々にも、もっと気軽に足を運んでいただくような、楽しい告知ツールを作りたい。


【ご依頼の背景】
企画の内容は固まりつつあるが、情報をまとめていく際に、チーム個人ごとに思惑のズレが生じ、カベに当たる。内容のプライオリティがまとまらないので、外部デザイナーの発注にも支障をきたす。だからと言って一人だけの思惑でまとめるべきではないので、全員が主体となりながらコンセンサスをとり、情報をまとめ、骨格を作りたい。



(1)チラシづくりの目的を明確にすることで、ベクトルが一致

チラシづくりワーク写真なぜ全員のコンセンサスがとりにくいのか考えると、「チラシの目的」が抽象的であるからと仮説し、ブレーンストーミング。その結果、以下のコンセンサスがとれ、一つのベクトルが出来上がりました。
 ・変わりゆくアイフォニックホールを伝えたい。
 ・これまでのコアな音楽ファンだけでなく、もっと地域の人(市民)が
  気軽に楽しめるきっかけにしたい。
 ・そのためには「民族音楽鑑賞」に対する先入観を払拭したい。
 ・上記の目的を果たすためのチラシづくり。


(2)チラシのイメージを全員で共有

編集会議写真次なる障壁は、それぞれの完成イメージのズレ。これまでホールが出していたチラシのイメージに代わる「新しい表現」をみんなで共有するために「このチラシを○○に例えると」というブレストを行いました。
 ・共通イメージは某タレント。人生を楽しむイメージ。
 ・多趣味でありながら、押し付けがましくもなく、肩肘の張らないユルい感じ。
 ・「遊びにおいでよ」と言われると、緊張せず行けるムード。
 ・大御所だけどポップな感じ。



(3)目的を果たすためのストーリーづくり

ラフスケッチ(1)(2)が決まると、あとはどういう切り口で展開していくかを決めなければなりません。そこで次のミッションは全体の表現テーマとストーリー作り。これができれば完成したも同然。あとは細かい情報を落とし込んでいく作業のみとなります。
 ・キーワードは「伊丹」「世界一周」+情緒的な言葉。
 ・アイフォニックホールを世界一周の客船と例えて、伊丹市内の「世界」を巡る。
 ・そしてクライマックスが3月20日の「ラオス・イベント」。





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(4) 結果
グラフィック議事録ワークショップはここまで。それぞれが、一連のコンセプトワークを通じて目的や表現イメージが共有でき、もやもやした想いをすっきりさせたようです。あとはこのストーリーに、担当者が「自分の言葉」をのせていくだけ。こうしてチラシの情報構造ができあがり、デザイナーへの発注段取りが整いました。
下矢印
そのあと、デザインはコンセプトワークから関わったカプリスに発注するのが早くて確実だろうということで、一貫して私たちがデザインからデータアップまで制作しました。 (※右図はグラフィック議事録)


伊丹アイフォニックホール20周年記念リーフレット

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*チーム・メイド・デザイン事例の一部をブログにてレポートしています。